神田珈琲園 神田北口店(東京・神田)
retroism〜article221〜
珈琲(コーヒー)の香りが人々を魅了するのはなぜだろうか。煎(い)りたてならばなおさらだ。思わず鼻で深呼吸をしてしまう。
東京・神田駅のガード下に静かにたたずむ「神田珈琲園」。1958(昭和33)年の創業から、「煎りたて、挽(ひ)きたて、淹(い)れたて」の3タテを頑なに守り続けている老舗だ。
(上から順に)①生豆を機械に入れたところ。ここから焙煎が
始まる②豆の焼け具合を確認する窓がついている③こん棒状
のもので、目視して焼け具合を確認④豆の状態を確認する八
戸さんの目は、職人のそれになっていた⑤攪拌(かくはん)
して、焼いた豆を冷ます⑥焼けた豆の状態を手に取って確認
する。「出来は最高です!」とご満悦の八戸さん。この作業
を1日に何回か繰り返すとおいしいコーヒ豆が完成する