両さん亀有で逃走中⁉︎ 笑いと人情のこち亀記念館
こち亀記念館(東京・亀有) retroism~article 280~ ハチャメチャにもほどがある──。そう言いたくなるほどのドタバ...
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昭和の建築物、下町の町工場、路地裏の風景……。次世代に残したい貴重な物事を世界レトロ遺産として編集部が勝手に認定。選りすぐりの死ぬまでに行きたい昭和のレトロ遺産を紹介する。
こち亀記念館(東京・亀有) retroism~article 280~ ハチャメチャにもほどがある──。そう言いたくなるほどのドタバ...
これまでレトロイズムでは、昭和に存在した楽しく魅力的な事柄、懐かしく美しい風景を追い求めてきた。例えば、昭和のテレビ番組は、全ての国民にとって魅力がふんだんに詰まっていたメディアの筆頭だった。あらゆるジャンルの番組が制作されたが、内容的には玉石混合といった状況でもあった。いい意味でも悪い意味でも影響力が肥大化し、社会問題へと発展することすらあり、PTAを中心に「子供には見せたくない番組」のリストまで登場してしまう。その一つが、ザ・ドリフターズの「8時だョ!全員集合」だった。
東京・豪徳寺の閑静な住宅街に、水色のコロニアル様式の洋館「旧尾崎テオドラ邸(以下テオドラ邸)」がポツンとたたずんでいる。外から眺めると、青空とシンクロして奇麗だ。ところどころ直された木製の床を踏み、復元された造作を見ながら邸内を歩くと、往年の「暮らし」が心地よく体に染み込んでくる。
コラム其ノ拾陸(特別編) retroism〜article247〜 「私、キレイ?」 日本で最も有名な都市伝説のひとつ「口裂(...
ほんの30年前まで、人に何かを文章で伝えるツールは、手紙しかなかった。はがきや便箋に自らの手で文字を一文字一文字したためていた。 手紙の最大の利点は、書く人の思いが深度を増して伝えられるところにある。ビジネスなら大切な契約が取れるよう、疎遠になった故郷の両親なら近況を文字に心を込めて気遣った。博物館などで、特攻隊の最後の手紙が展示されていることがあるが、そこから見て取れるのは、肉筆にしか表れない、これから死にいく人間の叫びである。
今日、アニメが世界に誇る日本文化の一つであることに異論を唱える人はほとんどいないだろう。 SFアニメといえば、宇宙戦艦ヤマトを抜きには語れない。時は西暦2199年。異星人国家・ガミラスにより放射能に汚染された地球を救うべく14万8000光年離れた惑星イスカンダルに除去装置「コスモクリーナーD」を取りに行くというストーリーだ。
手がかじかんでしまう寒さの中で、温かそうなもち米が蒸される温かそうな湯気が噴き上がっていた。 横には、杵(きね)と臼がスタンバイしている。母の実家は九州・佐賀県の田んぼに囲まれた集落の中の一軒だったので、広い庭があり、そこで一連の作業を行うのが恒例になっていた。正月の準備が本格化するのは、暮れの28日ごろだった。都会に住んでいた筆者は、子供の頃から正月の一大行事として餅つきの様子をほぼ毎年、ワクワクしながら眺めたものである。