レトロ建築にクギづけ一覧

 昭和の歴史的建造物や著名な建築家が手がけた作品をはじめ、思わず足を止めてしまうようなトンデモ建築まで、令和の街角にひっそりとたたずむ遺構を紹介する。レトロ建築の魅力を再発見しよう!

歴史刻むクラシックホテルで建築美に高揚する

旧約聖書に登場する天使ラファエルが、大きな魚を抱えて、中庭の噴水の上で旅人を癒す。 横浜・山下町にある「ホテルニューグランドホテルニューグランド(以下ニューグランド)」の本館に寄り添うように1991年(平成3年)にタワー館が造られ、ヨーロッパから建材などを輸入してパティオがお目見えした。「ここは、公開地域にしていてますので、ホテル利用のお客様でなくても入れます。夜になるとライトアップされてキラキラと奇麗ですよ」。営業企画部の横山ひとみさんが笑顔で説明した。

レトロ建築探訪其ノ肆

第18回オリンピック競技大会が1964(昭和39)年に東京で開催された。第2会場となったのが、駒沢オリンピック競技場だった。駒沢通りから横に長い階段を上ると右に見えてくるのが陸上競技場(村田政真設計)、正面には五重塔をモチーフにした管制塔、左手には、神社仏閣の屋根を思わせる反(そ)りを取り入れた体育館がある。

「スローなエレベーター」がいざなう優雅なひと時

ネット通販の台頭によって、買い物の楽しみ方は様変わりしつつある。かつては人と対面するのが当たり前だった。特に百貨店は、店員とのコミュニケーションの中でいろいろと相談や雑談をして、求める商品を探し、迷いながら購入する醍醐味(だいごみ)があった。客もおめかしをして訪れた。それは今も変わらない。買い物好きのご仁にとっては、最も幸せな時間のひとつだ。

レトロ建築探訪其ノ弐

産業革命以降、世界の状況は一変し建物の様相も大きく様変わりした。建築家たちは、近現代化という流れの中で、あらゆる可能性を模索しながら、試みを繰り返してきたのである。背景には工業技術の進歩があったが、建築基準法をはじめとする限られた条件の中で、どんなことをするのかといった、人間の創造力や発想、恣意(しい)までも結びつけ創作に励んだ。

レトロ建築探訪其ノ壱

全国どこの街を歩いていても、景色がさほどかわらない今の日本。同じような建物、全国展開している大型店舗や飲食チェーン、コンビニなど、その街「らしさ」が消えていくのは寂しい。東京でも同じことは起こっている。しかしである。たまたま見かけた建築物に、思わず足を止めてしまうこともまだまだある。昭和に建てられた建造物が現役で頑張っているのだ。