
60〜80年代のレコード1万枚 音楽で繋がる場に
3313アナログ天国(東京・下北沢) retroism〜article194〜 1960〜80年代のロック、ブラックミュージック、ポッ...
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「歌は世につれ世は歌につれ」。耳に馴染むメロディ、心に染みる歌詞。歌い継がれる名曲は令和という時代になっても色褪せないどころか輝きを増しているようだ。松田聖子、中森明菜、チェッカーズ……。そっと扉を開ければ、懐かしいあの頃が蘇る!
3313アナログ天国(東京・下北沢) retroism〜article194〜 1960〜80年代のロック、ブラックミュージック、ポッ...
人間の発する声には、不思議な力がある。メロディーと歌詞が加われば底知れない力となり、合唱することで、場の空気は特殊な世界へと変わっていく。そう実感できるのが、東京・高田馬場にある「歌声喫茶 ともしび」だ。
ほんの小さな写真が、ある人にとっては、大切な一枚になる。写真とは本来そういうモノだし、プロマイドも然(しか)りだ。
「洒落(しゃれ)ている」という表現は奥が深い。格好がいいとか、垢抜けているとか、魅力的だという意味でも使われる。東京都渋谷区にある「代々木ミルクホール本店」は、まさに「洒落た」居酒屋と言えるだろう。いたる所に、昭和を匂わせるモノや仕掛けが施されていてゾクゾクするほど楽しい酒場なのだ。
ある物事や言葉に対しての受け取り方は人それぞれである。時代によっても意味合いが違ってくる。そんなことを改めて考えさせてくれたのが、「早稲田大学レトロ研究会」の面々である。
実家の前は坂になっていた。ある時間になると、鉦(かね)の音と太鼓に合わせて、サックスの演奏が静かな住宅街に響く。「チンドン芸能社」の親方・永田久さんは、初めて聞いたその音を今でも忘れないという。
今年に入って半年も経っていないのに、著名人の訃報が相次ぐ。名前を聞けば誰でも知っている多くの人たちが逝去した。命には限りがあり、我々人間を含めた動物、植物にとって死は避けられない。訃報に触れるたびに、「あっ」と声をあげ、「亡くなっちゃったか……」とため息をつかずにいられない。死は避けられないが、残した言動、もっと言えば「存在」を思う時、彼らの「生」がいかにかけがえのないものだったかを思わせる。