ピンボールや射的も楽しめる昭和なテーマパーク
石川ひとみの「まちぶせ」が店内に流れている。懐かしい曲だ。視線の先には、ヨーグルやよっちゃんイカ、ミルメークなど懐かしい駄菓子が店頭に並ぶ。
visiting old, learn new
石川ひとみの「まちぶせ」が店内に流れている。懐かしい曲だ。視線の先には、ヨーグルやよっちゃんイカ、ミルメークなど懐かしい駄菓子が店頭に並ぶ。
一昔前、台所の流し台の片隅には必ず亀の子束子があった。大きな屋敷でも、小さなアパートでも、学校の廊下にあった長い手洗い場にも。全ての洗い場に、置いてあるかぶら下げられていた。
寄席と噺(はなし)家に関わる錚々(そうそう)たるビッグネームが登場する「喫茶 楽屋」創業の物語は、近現代落語界の一大絵巻といった様相を呈する。
浅草のとある細い路地の先にその店はあった。店主の稲本淳一郎さんは心ある人物で、大正ロマンを思わせる古物もろもろを商う。
今の人は、生きた魚に触れる機会などあるのだろうか? スーパーマーケットに行けば、ほぼすべての魚が、すぐに調理できる形で売られている。中には、調味料までまぶされ、自分の好みに味付けをするなどという当たり前のことすらせずに、食卓に並べられていくものもある。
入り口のドアの前に立つとふと懐かしい気持ちになる。若い頃、友達または恋人と入った喫茶店と同じ匂いが漂っているからだ。30年以上の歳月を経て旧友と再会したかのような気分になり、入店する前から充足感でいっぱいだ。
まるで、はすっぱな女のように悩ましい。でも、ひとたび音を奏で始めると、聴くものの一番気持ちいいところを、グイグイと攻めてくる。ジュークボックスは決して懐古趣味を満足させるものではなく、現役ばりばりの上質な音響機器である。