真空管アンプで往時の蒸気機関車サウンドを再生

 今回注目したいのは、トライオードが4日午後5〜同6時に仕掛けるユニークなイベントだ。現役時代の蒸気機関車の走る音を録音した迫力あるサウンドを同社の新しい真空管アンプを通して再生するという試みだ。元鉄道マンだった山崎順一社長らしい興味深いアイディアである。オーディオ評論家の石田善之氏が録音した蒸気機関車の「シュッシュッシュ」という音が心に突き刺さる。また、事前に公募した1980年以前の録音データも再生するという。「懐かしい蒸気機関車の音を1時間、思う存分鳴らします!」と山崎社長は自信にあふれた表情で話す。トライオードのイベントで蒸気機関車の音を再生するJUNONE 845S

 蒸気機関車が走る音は、来場者の心にさまざまな「想(おも)い」が去来することだろう。季節ごとに変わる昭和の風景などを思い描きながら堪能する時間は、エキサイティングな思い出になるに違いない。

 入場無料(事前予約制)。午前10時〜午後7時(3、4日)、午前10時〜午後5時(5日)。問い合わせは048・954・9411。入場事前予約はこちらから

【レトロイズム編集部】