モンチッチCEO「レトロで街を元気にするモン」

 最近の10代や20代の身の周りには、スマートフォンに代表されるような、便利でクールと感じるものがもてはやされてきた。「ところがここ数年、彼ら彼女らにとって、ちょっと不便なものが、エモいという感じになってきました。『昭和の時代と当時あったモノが可愛い』という傾向が定着している。『戻れないけど戻りたいと、どこかで思っている』と我々とモンチッチCEOは考えました。

ビシッとスーツを着込んだモンチッチ
CEOのぬいぐるみ。凛々(りり)しい

 モンチッチが、昭和を中心にした一つの象徴であるならば、その良さを生かしながら、若い人たちに広げていきたい。せっかく50周年でやっていくのであれば、何か大きなことにチャレンジしたいという思いもあった。そこに現れたのが、会社を起こし自らがCEOとなって働きたいと考えたモンチッチ氏だった。

 株式会社モンチッチは、「レトロで、未来を切り拓く。」をスローガンに「レトロで元気ッチ! プロジェクト」を始動した。同プロジェクトは「イノベーションが進みDXが加速する一方、リアルなコミュニケーションが減ってきた社会に、ぬいぐるみが育んできた温かさを届け、人と人をつなぎ、元気と笑顔を生み出していきます」を主な目的としている。具体的には①レトロ文化や古き良きものを未来に残し、広く伝え、盛り上げる企業を目指す。②いつの時代にも大切な温もりと元気を発信し、日本、地域、社会を活性化していくーーをビジョンとして掲げた。第1弾は東京・浅草で6月9〜7月31日にスタンプラリーなどが開催された。続いて8月には山形市街での活動を予定している。

「レトロで元気ッチ! プロジェクト」第1弾で東京・浅草の街に登場したモンチッチ

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