「こち亀」を歩く〜下町人情噺篇〜

中央区・勝鬨

(上)「勝鬨橋ひらけ!」の舞台となった勝鬨橋(東京・中央区)は現存する数少ない可動橋である。設置当初は1日5回(1回につき20分程度)開いていた。通航のための開閉は1967(昭和42)年に行われたのが最後だ。その後は年に1度の割合で試験的に行われていたが、70(同45)年11月29日を最後に停止した。(中)2階には勘吉少年らが白鳥純のために乗り込み、橋を跳開させた操作室があった(下)今では橋が開閉していた当時のことを知っている人のほうが少ないかもしれない