古今東西老若男女に愛される洋食屋は永久に不滅

コラム其ノ伍(特別編)

retroism〜article65〜

 子供の頃、どんなものにワクワクしただろう。憎き敵をやっつけるウルトラマンや仮面ライダー、野球が好きなら王貞治や長嶋茂雄、漫画・アニメならあしたのジョーや巨人の星などなど、気持ちを高揚させるモノは人それぞれあった。食べ物に関してはやはり洋食に勝るものはない。すしやうなぎに心弾ませる子供はあまりいないのではないか。彼らはスッポン鍋に、「わーい」と声を上げないし、懐石料理や精進料理を本気で食べたいとは思わない。ラーメンやチャーハンは子供ながらにうれしいが、ウキウキ感はそれほどない。

 デパートの最上階にあった和洋中なんでも食べられるレストランの定番メニューであるお子様ランチがそれを証明している。あの小さなプレートに乗る料理の数々は、すべて洋食だったのだ。

   東京・西永福にある「つりぼり 武蔵野園」に併設され
た食堂で食べられる昔ながらの「オムライス」。濃厚
な味がたまらない。メニューには人気ランキングが
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されていたが、上位にはやはり洋食が並ぶ  

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