
きらめく宝石箱のような昭和がいっぱいの喫茶店
「骨董(こっとう)市に遊びに行ったり中原淳一さんに心惹(ひ)かれたり、10代の頃から自分が生まれた昭和の時代が自然と体に染み込んでる感じがあります」
visiting old, learn new
「骨董(こっとう)市に遊びに行ったり中原淳一さんに心惹(ひ)かれたり、10代の頃から自分が生まれた昭和の時代が自然と体に染み込んでる感じがあります」
予期せず出合ったことが、人の心を捉えることがある。人生がそれによって変わっていくことさえもある。
珈琲(コーヒー)の香りが人々を魅了するのはなぜだろうか。煎(い)りたてならばなおさらだ。思わず鼻で深呼吸をしてしまう。
「ガッチャンガッチャン」と、リズミカルで心地よい音が店内に響きわたる。印刷された紙が一枚ずつパサっと引き抜かれていく。今となっては、滅多に聞くことができなくなった印刷工場ならではの音だ。
静寂の店内。数多(あまた)のレコードが並んだ棚から1枚を選び、ターンテーブルに乗せ、そっと盤に針を落とす。
あらゆる世界観を小さな「グッズ」に投影し、所有することで楽しい気分にさせてくれる。いわゆる疑似体験とも違う、モノを手にすることで心躍る気分にさせてくれるのが「サンキューマート」の商品である。
憧れを形にする。そんなロマンチックな発想で作り上げられた喫茶店が「古城」である。