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「古いが新しい」カメラと写真の情報発信基地

人から人へ。カメラは歳月を超えて受け継がれていく。一台のカメラには所有者がいて、彼または彼女が使った事実は、(人知れずだったとしても)歴史の小さな1㌻として刻まれていく。もし所有者が手放したとしても、かつての愛機として、心の片隅にとどまることになるだろう。小さな機械から限りないストーリーが広がっていく場合だってある。カメラは、ただの道具ではない。今も昔もエスプリを全身に秘めていた。  

レトロ建築探訪其ノ壱

全国どこの街を歩いていても、景色がさほどかわらない今の日本。同じような建物、全国展開している大型店舗や飲食チェーン、コンビニなど、その街「らしさ」が消えていくのは寂しい。東京でも同じことは起こっている。しかしである。たまたま見かけた建築物に、思わず足を止めてしまうこともまだまだある。昭和に建てられた建造物が現役で頑張っているのだ。

文豪も愛した昭和を象徴する小さな西洋旅籠

古(いにしえ)を疎かにしない思想をもち、1954(昭和29)年の創業以来、高き誇りを掲げ続ける。東京・お茶の水にある「山の上ホテル」はそんなホテルだ。建物の前に立っただけで伝わってくる圧倒的な存在感は、ロビーを通りレストラン、カフェ、そして客室に向かうごとに、心地良さとなって客に降り注ぐ。