きらめく宝石箱のような昭和がいっぱいの喫茶店

 青春時代は1980年代だった。60年代あたりの映画にも熱中したこともあった。戦後の高度経済成長期に世に出たものに対する興味はごく自然に積み重ねられていった。「大人になって、振り返ってみると、『80年代の人形とかモノが可愛かったなー』と改めて実感するようになりましたね」

ピンク・レディーのポスターがドーンと。その横には、女の子用のおもちゃも並ぶ

 社会人になると仕事帰りに、渋めの喫茶店が癒やしの場所になった。幼少の頃、家族4人で買い物に出かけた際には、必ずと言っていいほど喫茶店で休んで帰るのが常だった。父親はピザと紅茶、母親はハンバーガーとコーヒー、姉はチキンバスケットとレモンスカッシュ、金井さんはナポリタンとクリームソーダ、というのが定番だったという。「その頃は、喫茶店って家族で行くところみたいなイメージがありました」

カルピスを飲むには、この広口のグラスが必需品。子供はみんな好きだった