もう一つ忘れてならないのが昭和の終わりから平成初期にかけて大ブームを巻き起こした「人面犬」。体は犬だが、顔は人間という妖怪(?)らしい。元号が昭和から平成になった89年ごろ「ポップティーン」でライターを務めていた石丸元章氏が広めたという説が有力だ。しかし、犬の顔がただ人間に似ていただけなのではないかと勘繰ってしまうのは筆者だけだろうか。例えば、故野村克也監督の妻・沙知代さんは、ブルドッグにそっくりだと言われていたし、監督自身も似ていた。犬は飼い主に似るというが、街を歩いていても、ペットと同じ顔の人間は山ほどいる。さらに言えば、クリス松村は人面キリンということになるだろう。約1年後の90年ごろに出た、錦鯉の頭の部分が人間の顔に似ているという「人面魚」のほうが、気持ち悪い気もするが、あの複雑な柄なら見る角度によっては、人の顔に見えることもあるかもしれない。
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都市伝説が世間を騒がせていた頃、ほぼ同時期に、オカルトブームが起こっていた。昭和オカルトに精通しているライターの初見健一さんは、ブームが本格化したのは、73(昭和48)年ごろだという。小松左京の「日本沈没」、後藤勉の人類滅亡を予言した「ノストラダムスの大予言」がベストセラーになったのも象徴的な出来事だったという。