都市伝説にはロマンもある。「ツチノコ」もそのひとつだ。実はその存在の歴史は、縄文時代にまで遡る。土器の文様としてツチノコらしき姿が描かれているのだ。そして、その名を全国に広げた張本人は、作家の田辺聖子だった。1972(昭和47)年に発表された、「すべってころんで」でモデルとなったのが、ツチノコ探検隊ノータリンクラブの会長兼作家の山本素石である。その後ツチノコは、ブームを巻き起こす。岐阜県東白川村が、ヘビ年にちなんで村の広報誌で、ツチノコを特集してからである。
ツチノコの目撃証言は少なくないが、実態ははなぞに包まれている