かつて渋谷にあった映画館25館を振り返る企画展

白根記念渋谷郷土博物館・文学館(東京・渋谷)

retroism〜article233〜

 かつて渋谷にあった映画館や関連資料などを紹介する企画展「渋谷にあった映画館ー昭和30年代までー」が東京・渋谷にある白根記念渋谷郷土博物館・文学館で開かれている。3月24日まで。 企画展「渋谷にあった映画館ー昭和30年代までー」の会場内の様子

 時代とともに多様な商業地域が展開された渋谷には、さまざまな娯楽施設が建設された。大正以降に中心となったのが映画館だった。第二次世界大戦時の被災によって数は半減したが、戦後になると次々と新しい映画館が開館した。一時は区内に30館以上を数え、渋谷は「映画館の街」としても知られるようになった。しかし、平成に入ると、娯楽の多様化などにより名だたる映画館が次々と姿を消していった。

各映画館のプログラム、チラシ、映画フィルムなど貴重な資料が展示されている