かつて渋谷にあった映画館25館を振り返る企画展

 同企画展では、映画文化の最盛期である昭和30年代までに渋谷に開館した全ての映画館を紹介。 ①芝居小屋・寄席から映画館へ―明治・大正期―②渋谷のターミナル化と映画館―昭和初期―③戦後の隆盛と衰退―昭和20~30年代―④庶民娯楽と映画ーーの4部構成となっている。また、各映画館(東急パンテオン・渋谷松竹映画劇場など25館)のプログラム、チケット、映画ポスター、木製木戸札(入り口で、入場料とひきかえに客に渡す木札)、俳優・女優のブロマイド、キネマカード、メンコ、映画フィルム実物(一部)、無声映画の台本、中林啓治イラスト原画など貴重な資料約150点を展示している。

渋谷東急名画座開館時のプログラム=昭和31年

 開館:午前11時〜午後5時(入場は午後4時半まで)、土曜は午前9時〜午後5時(同)。月曜休館(祝日の場合は翌平日)。入館料:一般100円(10人以上の団体80円)、小中学生50円(同40円)。60歳以上、障がいのある人と付き添いの人は無料。

【レトロイズム編集部】