ヴィンテージライターの奥深き世界をのぞく

たばこと塩の博物館(東京・墨田区)

retroism〜article176〜

 愛煙家がめっきり減った現在、ライターにこだわりを持つ人が少なくなっていることは否めない。しかし歴史をひもといてみると、驚くほど奥が深く豊かだ。

  東京都墨田区にある「たばこと塩の博物館」で開催されている、「ヴィンテージライターの世界 炎と魅(み)せるメタルワーク」展では、その深い魅力に驚かされるのだ。12月25日まで。

1930〜50年代のロンソン(アメリカ)のテーブルライター各種。ユニークな造形が興味深い

  18世紀にヨーロッパで誕生し、主に喫煙具として愛用されてきた。歴史の中で、着火の仕掛けに工夫を凝らし、所有する喜びを感じさせる造形には遊び心も存分に付加されていた。メッキや塗装の質感は思わず手の中で転がしてしまいたくなる心地よさがある。

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