ロマンスカーの歴史を後世に 思い出の品 寄贈を

ロマンスカーミュージアム(神奈川・海老名)

retroism〜article171〜

 歴史は受け継いでいくことに意味がある。どんな分野でも同じことだ。

 小田急電鉄が運営する神奈川県・海老名市にある「ロマンスカーミュージアム」が今回企画したのは、鉄道文化やロマンスカーの歴史を後世に残す取り組みだ。題して「ロマンスカー関連品寄贈キャンペーン」。家庭のクローゼットや物置に眠っている関連資料やグッズを寄贈してもらい、同博物館で蘇らせようとする試みだ。受け付けは11月7日(月)まで。

  ロマンスカー・SE(3000形)。スタイリッシュな車両は今も色あせない

 同ミュージアムは、誰もが楽しめる鉄道ミュージアムとして2021年4月に設立された。子供の頃に憧れた「ロマンスカー」の歴史や文化などを次の世代へ伝えることを目的としている。折しも今年は鉄道開業150年記念の年。多くの人が鉄道に対して思いをはせている。そこで、ロマンスカーに関する部品や乗車券類、鉄道模型、書籍、玩具などの貴重な資料を保存・保管するために、広く譲渡を募ることにした。

 電車を愛するすべての人から寄贈された歴史的に価値のあるさまざまなものを掘り起こし、沿線の企業や施設とも協力しながら、サステナブルな社会の貢献にも寄与するものである。

「朝霧」「芙蓉」などの愛称板や思い出の品々の寄贈を呼びかけている

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする