マンガの神様とトキワ荘の軌跡を辿る特別展

豊島区立トキワ荘マンガミュージアム(東京・南長崎)

retroism〜article109〜

 マンガを大きな「文化」のひとつにまで押し上げた第一人者が手塚治虫であることを否定する者はいないだろう。強烈な個性を持った絵柄やストーリー性のある作風など、あらゆる面で多くの読者を惹(ひ)きつけた。そんな手塚と、後にマンガ家の梁山泊(りょうざんぱく)と言われたトキワ荘を絡めながら、足跡などを辿(たど)る特別企画展「トキワ荘と手塚治虫 ―ジャングル大帝の頃―」が東京都豊島区南長崎の「トキワ荘マンガミュージアム」で開催されている。9月5日まで。

手塚治虫(©手塚プロダクション)

 特別企画展では、「トキワ荘前史」と手塚自らが呼ぶアパートに住んだ1953(昭和28)年初旬から54(同29)年10月のわずか2年間に描いた直筆原稿などをエピソードを絡めながら紹介している。さらに、兵庫・宝塚から東京に進出するまでの出来事や、アパートを出た後、藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄、石森章太郎、赤塚不二夫など、マンガ家たちとの交流など、興味深いエピソードもふんだんに盛り込んである。

「少女クラブ」に連載(1953年1月号~56年1月号)して
いた「リボンの騎士」の原稿(©手塚プロダクション)

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