ガマの油り 下駄の歯入れ屋 写真で見る昭和の仕事

昭和館(東京・九段下)

retroism〜article235〜

 近年、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」の登場などにより、仕事の現場が変ぼうを遂げようとしている。ITC(情報通信技術)が急速に進化を遂げる中で、多くの仕事が消滅するだろうと言われている。生活や価値観が大きく変化していった昭和の時代にも、技術革新によって多種多様な仕事が現れては衰退し、街角から消えていった。今ではほとんど見かけることがなくなった「昭和の仕事」に焦点を当てた写真展「失われゆく昭和の仕事―戦中・戦後の街頭風景―」が東京・九段下の昭和館2階ひろばで開催されている。6月30日まで。


(上)ふるいの行商人=千葉市で昭和23(1948)年6月6日、米国国立公文書館提供 昭和館蔵
(下)郵便配達をする女子学生たち=東京都中央区で昭和18(1943)年8月頃
、昭和館蔵