マンガの神様とトキワ荘の軌跡を辿る特別展

 展示構成は3章に分かれている。第1章「トキワ荘前夜 〜宝塚から東京〜」で取り上げるのは、「アマチャンの日記帳」でデビューした手塚が医学を学びながら、マンガ家として活動していた時代。第2章「トキワ荘前史 〜トキワ荘と手塚治虫〜」においては、トキワ荘時代の作品などをエピソードとともに紹介する。第3章「トキワ荘を離れて 〜マンガ家たちとの絆〜」では、他のマンガ家と、手塚との絆などが紹介されている。

「トキワ荘と手塚治虫―ジャングル大帝の頃
  ―」のフライヤー(©手塚プロダクション)

 今回の特別企画展では、これまで展示されることがなかった「サボテン君」などの、貴重な作品と出合える楽しみや、手塚を慕い訪れた若いマンガ家志望者が制作を手伝った作品の直筆原稿なども、見逃せない。さらに、ミュージアム1階のマンガラウンジには、連載当時の付録本なども展示しており、館内では、今回の展覧会オリジナルグッズや記念メダルも販売している。

 午前10時〜午後6時。月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)、特別観覧料大人500円、小中学生100円。問い合わせは03・6912・7706(豊島区立トキワ荘マンガミュージアム)

【レトロイズム編集部】

※手塚治虫、手塚プロダクション、宝塚の「塚」は旧字体

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