ミニスカートを世に 革新的デザイナーの回顧展

Bunkamura ザ・ミュージアム(東京・渋谷)

retroism〜article185〜

「退屈なファッションなんて意味がない。衣服は自分自身やなりたい自分を表現するための手段なのよ」(マリー・クワント、1966年)

 1960年代におけるイギリス発の若者文化「スウィンギング・ロンドン」をけん引、世界的なミニスカートブームを生んだ革新的デザイナー、マリー・クワントの作品などを通して生涯を辿る回顧展「「マリー・クワント展」が東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中だ。同展はイギリス本国で約40万人を動員した世界巡回展で、東京展は日本初開催となる。1月29日まで。

  マリー・クワント展の会場内の様子

 クワントは、伝統や階級文化に縛られた旧来的な価値観とは異なる、若々しさや躍動感にあふれるデザインを世に送り出した。ミニスカート以外にもタイツなど、今日では誰もが知っているアイテムを浸透させた。ファッションのほか、化粧品やインテリアなどの事業でも成功を収め、92歳の今もなおイギリスで最も親しまれるデザイナーの一人である。

中央に見えるのがクワントが25歳の時に開いたブティック「バザー」のショッピングバッグ(ショッパー)

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