昭和な釣り堀は変わらないのが魅力
今の人は、生きた魚に触れる機会などあるのだろうか? スーパーマーケットに行けば、ほぼすべての魚が、すぐに調理できる形で売られている。中には、調味料までまぶされ、自分の好みに味付けをするなどという当たり前のことすらせずに、食卓に並べられていくものもある。
visiting old, learn new
今の人は、生きた魚に触れる機会などあるのだろうか? スーパーマーケットに行けば、ほぼすべての魚が、すぐに調理できる形で売られている。中には、調味料までまぶされ、自分の好みに味付けをするなどという当たり前のことすらせずに、食卓に並べられていくものもある。
入り口のドアの前に立つとふと懐かしい気持ちになる。若い頃、友達または恋人と入った喫茶店と同じ匂いが漂っているからだ。30年以上の歳月を経て旧友と再会したかのような気分になり、入店する前から充足感でいっぱいだ。
まるで、はすっぱな女のように悩ましい。でも、ひとたび音を奏で始めると、聴くものの一番気持ちいいところを、グイグイと攻めてくる。ジュークボックスは決して懐古趣味を満足させるものではなく、現役ばりばりの上質な音響機器である。
無料WEBマガジン。人の温もりを感じさせる昭和の文化、生活、モノ、風景など次世代に残したいレトロな情報を発信します。
「最初にある場所でミニチュアハウスを見た瞬間に、グッときてしまいました。土の温もりを、店の風景からすごく感じられたのです」
ゾクゾクするほどインパクトのある店名だ。しかもド直球かつ扇情的。その名も「ディスクユニオン昭和歌謡館」。よくぞ付けたものである。
見上げると思わず息を飲む外観だ。モルタル塗りの壁面に金色で大きく書かれた「パリー」の文字が燦然(さんぜん)と輝いている。