漫画家デビュー50周年 槇村さとる初の原画展

 1973年に「白い追憶」(「別冊マーガレット」)でデビュー。78年には、フィギュアスケートを題材にした「愛のアランフェス」で人気漫画家になった。その後も「ダンシング・ゼネレーション」「N★Yバード」「白の ファルーカ」などの作品を発表、天才的な才能を持ちながらも孤独と不安を抱えながら葛藤する人々を描いた。昨年、デビュー50周年を迎えた。

「ダンシング・ゼネレーション」単行本1巻カバー(1982年3月発行 )
Ⓒ槇村さとる/集英社

 90~2000年代には、テレビドラマ化された「おいしい関係」「イマジン」「Do Da Dancin’!」「Real Clothes」など、自立した女性を描きヒット作を生み出した。 また、98年に発売されたエッセイ「イマジン・ノート」で は、複雑な生い立ちや漫画家としての半生を赤裸々につづり話題となった。ファッションや 健康法のエッセー本も多数執筆しており、ライフスタイルにも注目が集まっている。

 同展では、大半が初公開となる原画350点をはじめ、掲載雑誌や単行本計400点を展示している。その他、展覧会オリジナルグッズやコラボドリンク(名ゼリフが印刷されたミニしおり付き)、トークショー(2月25日、応募多数の場合は抽選、要申し込み)なども予定している。

「デビュー50周年記念 槇村さとる展ー『愛のアランフェス』から
『おいしい関係』『モーメント』までー」のチラシ

 東京都文京区弥生2−4−3。休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日が休館)。開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで)。入館料:
1000円、大学・高校生 900円、小中学生500円(竹久夢二美術館と併せて観覧可)。問い合わせは03ー3812ー0012。

【レトロイズム編集部】

 




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