カメラを持つ右前方の出っ張りは、電子カメラに必須なリチウム電池室。シンプルボディーの中では異様な大きさだが、カメラが小ぶりなゆえに、即座に手にすることができ、しっかりとしたホールドが可能にとなる。ストラップの取り付け部は3カ所あり、ストラップの「縦吊(つ)り」を可能としたのは、ライカCLのごとく、実は古い我々の世代を「くすぐる」意味もあったのかと、(開発者)に聞きたくなってしまう。小生は自前のストラップを当然のごとく縦吊り仕様で取り付け撮影に臨んだ。

ファインダーをのぞくと構図が縦位置なのも、オリンパスペンシリーズのような懐かしさを感じる。いわゆるハーフサイズカメラで1本のフィルムで倍の数が撮れるのも、フィルムが高いからが理由かと思いきや、それ以前に常に縦位置に構えてしまうスマホ時代の面々には違和感がないのも理由と聞き、2度納得した次第である。

ビューファインダーだけに、一眼レフのように正確な構図が決められないが、これもまた楽しく、ちゃんと入れたい物が写っていないかもしれないし、逆に予期せぬ物が写り込んでしまうのもこの透しファインダーの面白さだ。
