明治〜昭和のSP盤一堂に 幻の笠置シヅ子作品も

竹久夢二美術館(東京・根津)

retroism〜article232〜

 美人画で人気を集めた詩人画家の竹久夢二(1884ー1934)が活躍した時代(明治〜昭和)のレコードを集めた企画展「明治・大正・昭和 レコードの時代と夢二の時代展~大衆を魅了した日本近代の音とデザイン~」が、東京の根津の竹久夢二美術館で開かれている。12月24日まで。

終戦直後にブギウギで一世を風靡 (ふうび)した笠置シヅ子による戦前の レコード「春のをどり主題歌 桜咲く国」に付けられた歌詞カード=1937年

 夢二が活動した明治から昭和にかけては、レコードが人々に受け入れられ隆盛した時期と重なる。当時のはやり唄や落語、政治家の演説などの音源が記録され、音楽と音声を聴くためのメディアとしてレコードが製造・販売されていた。

大正時代の卓上型蓄音器「ユーホン」。 動力はゼンマイだけで音が鳴る=日本蓄音器商会製

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