両さん亀有で逃走中⁉︎ 笑いと人情のこち亀記念館

 案内をしてくれたのは、同記念館の​​​​​​企画段階から開館後の維持管理をしているアクティオ営業開発部の小林万希子さん。エントランスを抜けた1階には、両さんがひそかに描いた記念館の計画図や模型などが展示されている。また、連載終了後に「記念館を造る」という構想が持ち上がり、実際に作品の中で、「両さんが派出所の上に記念館を造ろうとする」話が掲載された。

(上)派出所内が再現されれた展示コーナー。さまざまなドラマが始まる場所だ(中)(下)5階のエレベーターを降りた正面のディスプレーは、秋本治先生が両さんを描くシーンが流れる

 順路はエレベーターで上がった5階からスタート。こち亀や両さんたちが生まれるきっかけとなったアイテムが並ぶ。秋本先生がこち亀を描くにあたり、参考にした私物の資料や、ファンが寄贈した貴重なグッズも。「5階のもう一つの見どころは、作中でも登場する手作り感満載で再現されている『両津大明神』です。作中でもお金をもうけるために、お手製の神社を建立した話があるので、素人っぽさが出るように、ハリボテ感を残してあります」と小林さんは説明する。


(上)こち亀を描く際に参考にした秋本先生の私物などが展示されているコーナー(下)両津大明神では、おみくじも引ける。おみくじには、「きょうの開運エピソード」としてこち亀の名場面が載っている

 4階は、原画と映像展示のフロア。こち亀の複製原画がいたるところに展示されている。中央にある大画面ディスプレーには、既刊201巻分のコミックスの映像をはじめ、各キャラクターが映し出される。

(上)原画ギャラリー。厳選された複製原画が並ぶ(下)オープン記念に秋本先生が描き下ろしたイラスト