暮らしを支えた「食の道具」の歴史と変遷を辿る

山﨑記念中野区立歴史民俗資料館(東京・江古田)

retroism〜article241〜

 私たちの暮らしの中で一番身近で大切な「食べる」ことを支えた道具類に着目した館蔵品展『「食べる」の道具』が東京・山﨑記念中野区立歴史民俗資料館1階特別展示室で開催されている。6月15日まで。
館蔵品展「食べる」の道具」のリーフレット
 
 館蔵品展は、①古代の遺跡から発掘された石器や土器などを展示する「遺跡で見つかった食の道具」②弁当箱やトースターなどを紹介する「大正・昭和 日々の暮らしの道具」③陶磁器や漆器類などの「宴(うたげ)の道具」④ひな祭りや節分など「行事と食の道具」ーー四つで構成され、古代から現代にいたる「食べる」ための道具の歴史と移り変わりをたどる。
トースター(左から二つ目)や洗米機(中央後ろ)、氷削り(右)など今では珍しい昭和の道具が並ぶ