展示は4部構成で、第1章「萌芽 – ⾃作する時代のはじまり」(75~78年)では75年ごろの自作マイコンの時代を紹介。第2章「「爆発 – ホビーパソコン⽂化の誕⽣」(79~83年)ではホビーパソコン文化の誕生を、第3章「洗練 – 8ビットの表現⼒が拓いた世界」(83~86年)では8ビット機が切り開いた表現世界を取り上げる。最終章「境界 – 16ビット化と昭和の終焉」(86~89年)では16ビット化が進み、昭和が幕を閉じる時代を映し出す展示には、憧れの輸入キットIMSAI 8080や端末ASR-33、さらにはApple I(復刻版)、Apple II、Lisaなど、約70台の貴重な実機が並ぶ。
電圧の変化を時間軸で波形として可視する測定器「オシロスコープ」(左)や自作マイコン基盤(中央)の展示
マイコン博物館館長の吉崎武氏は「『マイコン』はMy Computer、自分で作る自分用のコンピューターという意味もありました。そこからAppleやマイクロソフトといった企業も生まれたのです。『マイコン』から現代のパソコンまでの歴史を楽しんでほしい」と語る。
さらに、評論家の遠藤諭氏は「個人が作ったプログラムが、世界中の誰かを楽しませる――。そんな気概を持った時代の機械はどれも格好よく、社会を変える気概を感じさせます」と話す。
開館時間:午前10時〜午後6時(最終入館は午後5時半)。一般1400円、中高生1200円、小学生1000円、未就学児は無料。休館日:火曜日(9月23日は臨時開館)。問い合わせは0570・017・396(午前10時〜午後6時)。
【レトロイズム編集部】