両さん亀有で逃走中⁉︎ 笑いと人情のこち亀記念館

 3階はゲームが楽しめるフロア、デジタルコンテンツなども駆使した体験型の展示がメインだ。2階まで下りると永久名誉館長である両さんの執務室が公開され、逃げる両さんの気配も感じてスリリングな空間だ。ここでは、ぜひ、棚の引き出しから山のようにたまった始末書を来館記念に持ち帰ることをお勧めする。1階はエントランスと交流スペース。亀有公園前派出所内が再現され、昭和から令和までの亀有の街並みを体験できるほか、両さんプロデュースの人気商品が買えるショップも併設している。

(上から順に)①両さんの自宅部屋も再現されている②「両津勘吉永久名誉館長室」で永久名誉館長の気分になってもらった来場者カップル③1階につり下げられた派手な両さんみこし④エントランスは派出所。奥には両さんプロデュースのグッズなどが並ぶ「両津ストアー」も

 「物語の最初の方には、40年前の風景がきちんと描かれています。曲がりくねった細い道にポツンとある駄菓子屋で、両さんが缶ジュースを飲むシーンが挿入されていたり、電話ボックスがあったり、交番に置いてある電話もダイヤル式からプッシュフォンに変わります。先生が歩いて見たままを背景に取り入れているので、刻々と街が変わっていくのを見るのも面白いんです」。怠け者でギャンブル好きな両さん、怒鳴りながらも部下思いの大原部長、おっとり見守る中川と麗子。そして困った人を放っておけない街の人々。変わらぬ人情味が、今も作品世界を支えている。

両さんはじめ派出所の面々と地元・亀有の風景がコラボした作品展示「わしの好きな下町亀有の風景」から(上)亀有公園にある両さんの銅像(下)下町の懐かしさが漂う路地裏