レトロな空間で極上のコーヒーとマジックに耽る
人生は何が起きるか、どこで転ぶかわからない。だからこそ面白い。 閑静な住宅が建ち並ぶ一画に忽然(こつぜん)と姿を現す喫茶店「世田谷邪宗門」の門主(オーナー)・作道明さんが店を始めたのは、デパートの手品道具売り場。実演販売の前を通ったことがきっかけだった。
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人生は何が起きるか、どこで転ぶかわからない。だからこそ面白い。 閑静な住宅が建ち並ぶ一画に忽然(こつぜん)と姿を現す喫茶店「世田谷邪宗門」の門主(オーナー)・作道明さんが店を始めたのは、デパートの手品道具売り場。実演販売の前を通ったことがきっかけだった。
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コーヒーの香りと紫煙がゆるやかな曲線を描く。喫茶店に似合うのは、そんな風景だし、ないと様にならない。「コーヒーを飲むと、たばこが吸いたくなりますよね」 。「レスポアール」のマスター飯島光男さんがそう言ってほほえんだ。
「レトロは楽しいですよ。懐かしさに胸がキュンっとなります。子供の頃の思い出と一緒にあるからですかね」。東京・柴又の最もにぎやかな場所から、ほんの少しだけそれた場所にある「喫茶セピア」。入り口に立つと、かつての少女マンガに出てきそうな店内にココロが踊る。店を営むのは長谷沢貴世子さんである。