縁側と庭、水影が楽しい下町の銭湯
「タカラ湯」には、かつて下町に漂っていた風情が今もなお残っている。如実に表れているのが、男湯の窓外に作られた縁側と庭だ。庭には池が掘られて、大きな錦鯉が悠々と泳いでいる。
visiting old, learn new
「タカラ湯」には、かつて下町に漂っていた風情が今もなお残っている。如実に表れているのが、男湯の窓外に作られた縁側と庭だ。庭には池が掘られて、大きな錦鯉が悠々と泳いでいる。
店の前で思わず立ちすくんだ。 朽ち果てて今にも崩落しそうな建物、「キタコレビル」。横に回り込むと見えてくる入り口から中に足を踏み入れると、何十年前に作られたのかかわからない錆(さ)びた階段や、改修されぬまま時の流れに委ねた空間が広がっている。
「三度の飯より車が好きだし、それは今でも変わらないねぇ」。 悠々と椅子に腰掛けた「Vintage Car Yoshino」の代表取締役・芳野正明さんは、そう言った。
38インチフルレンジ2発が縦に並ぶ巨大なタンノイのスピーカーが、レジ奥に設置されている。音の解像力と分離のよさは言うに及ばず、圧倒的な音の生々しさに、ずっとその前に立ち続けていたいという思いに駆られる。
子供は、遊びから学ぶ。今も昔も同じだ。しかし、かつての遊びの中から学ぶものは、今より大きかった気がする。
「パラパンパンパンパン」 シリンダー内のピストンが上下して、軽快なエンジン音を奏でる。昭和30年代から40年代にかけて耳に馴染んでいた音だ。通称てんとう虫と呼ばれていたスバル360。それを主に扱うのが、「KATO MOTORS & Collection」である。
シャッターを切る瞬間のスリル、写真が仕上がるまでの期待感、そして画像を見た時の喜びや落胆……。フィルムカメラには、一連の時間の流れの中で、その都度感情移入できる醍醐味(だいごみ)がある。