古着が最先端に 類まれなるトンデモ空間

はやとちり(東京・高円寺)

retroism〜article26〜

  店の前で思わず立ちすくんだ。

  朽ち果てて今にも崩落しそうな建物、「キタコレビル」。横に回り込むと見えてくる入り口から中に足を踏み入れると、何十年前に作られたのかかわからない錆(さ)びた階段や、改修されぬまま時の流れに委ねた空間が広がっている。

キタコレビルの外観。表には洋服と着物の古着が並ぶ

   そんなキタコレビル の一角に、店主の後藤慶光さんの感性と感情が優先される「はやとちり」がある。心の赴くままに古着をリメークして、誰も見たことのない一着を作り上げるその創造力には誰もが舌を巻く。店内の色彩は、まばゆいばかりに豊かだ。

店の横壁には落書きとともに、さまざまなシールが。さながら印象派の抽象画のよう

  古着が好きだと後藤さんは言う。「ブランド物よりは安いし、個人経営の店は、それぞれに個性があって巡る楽しみがありますからね。洋服好き(=古着好き)なので。学生の頃は、わりとよく古着屋巡りもしてました。特に一昔前の古着は、個性的なのが多い。面白いデザインの古着が好きなんです」。同時に後藤さんは、自分で洋服のリメークもちょこちょこやっていた。

NBA選手が着るサイズの大きなスタジャンと、鋲ジャンの融合

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