
懐かしさと新しさに感動 令和のフィルムカメラ
PENTAX 17 ファーストインプレッション retroism〜article255〜 令和の時代にあえて発売されたフィルムカメラ「...
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PENTAX 17 ファーストインプレッション retroism〜article255〜 令和の時代にあえて発売されたフィルムカメラ「...
今や誰もがスマートフォンを所有し、いつでもどこでも写真が撮ることができる「一億総カメラマン」時代だ。撮った写真もその場で見られて、「今日のランチおいしかったよ」「この景色すごく奇麗」とか映える写真をLINEやインスタグラムなどのSNS(ネット交流サービス)にアップすれば、リア充を共有することができる。
「商品がなくなると、またヨーロッパに行ける。それを楽しみに毎日仕事してる感じだね。当然カメラ屋を巡るけど、一通り見て仕入れて、そのあと向こうの知り合いと飲む酒がまたうまいんだよな」
人から人へ。カメラは歳月を超えて受け継がれていく。一台のカメラには所有者がいて、彼または彼女が使った事実は、(人知れずだったとしても)歴史の小さな1㌻として刻まれていく。もし所有者が手放したとしても、かつての愛機として、心の片隅にとどまることになるだろう。小さな機械から限りないストーリーが広がっていく場合だってある。カメラは、ただの道具ではない。今も昔もエスプリを全身に秘めていた。