きらめく宝石箱のような昭和がいっぱいの喫茶店
「骨董(こっとう)市に遊びに行ったり中原淳一さんに心惹(ひ)かれたり、10代の頃から自分が生まれた昭和の時代が自然と体に染み込んでる感じがあります」
visiting old, learn new
「骨董(こっとう)市に遊びに行ったり中原淳一さんに心惹(ひ)かれたり、10代の頃から自分が生まれた昭和の時代が自然と体に染み込んでる感じがあります」
昔ながらの銭湯がおしゃれなカフェに! 昭和の時代には一つの街に必ず何軒かあった銭湯。象徴は宮造りの外観だった。立派なたたずまいの内部では、温かい湯が体の汚れを気持ちよく流してくれた。
土地に根を張り、歳月を重ねるごとに輝き続ける建物がある。自由が丘の街が途切れるあたり。忽然(こつぜん)と現れる歴史を湛(たた)えた民家で営まれる茶房「古桑庵(こそうあん)」が放つのは、昨今造られた建造物には持ち得ない、奥深いきらめきである。