フォルクスワーゲン一覧

カブトムシ一筋45年 オーナーに安心届け続け

セマフォー(アポロ式方向指示器)が「ガチャコンッ」という音と共に飛び出す様は、車が「機械」であることを、改めて感じさせる。搭載していたのは、古いフォルクスワーゲン・タイプ1(以下VW)である。1938(昭和13)年にドイツで生産が開始された小型大衆車で、愛称はドイツ国内では「ケーファー」、英語圏では「ビートル」と呼ばれた。日本ではカブトムシだ。愛称にしても、あまりにもひねりのない直訳が、今となってはほほ笑ましい。