丸ノ内線は、戦後初の地下鉄として、銀座線に次いで゙東京で 2番目に開通した路線で、当時の最新型車両として登場した300形は、通勤車両として初めて両開きドアや車両正面上部に行き先を表示する「行き先方向幕」が設置された。88年からは、02系車両が登場し、01系に続く車内駅名表示器や、ドア開扉時のチャイム、高周波分巻式チョッパが採用されるなど次世代につながる先進的な技術を取り入れた車両だった。2019年からは、丸ノ内線2000系車両が登場し、安全・安定性の向上、車内快適性の向上、環境負荷低減など、先進的な取り組みが施された。
茗荷谷駅~後楽園駅間の地上部を新宿方面に向かって走る丸ノ内線500形車両=1960(昭和35)年
8月18日には、地下鉄車両に精通する増澤富士雄氏を迎えて「地下鉄丸ノ内線の赤い電車」をテーマとした講演会も。その他、同23日には、展示車両301号車を、職員による解説付きで見学できる。見学時は片側の運転台が折りたたまれた状態を目にすることも(申し込み不要、先着順、各回15人まで)。
開催時間:午前10時〜午後5時(入館は午後4時半まで)。休館日:月(祝日の場合はその翌日)。入場料:一般220円、子供(満4歳〜中学生)100円。問い合わせはhttps://www.chikahaku.jp/event/2024/special-2024_0604-0901.html
【レトロイズム編集部】