良いモノは決して色褪せない
retroism〜article200〜
知恵と情熱と揺るぎない信念
「良いモノは必ず残る」
先人たちをはじめ、人々の知恵や情熱、揺るぎない信念が、日本を今日まで支えてきたことは想像に難くない。
近年、「昔の良いモノ」がどんどん無くなっているのも事実であるが、「レトロイズム」は、そんな古き良き昭和(平成初期を含む)の文化、生活、モノ、風景などを紹介してきたつもりである。そんな後世に残したいモノの話を伺う取材対象者たちとの時間は、至福のひとときでもあった。
YouTubeでも活躍するIT系のライターが、こんなことを言っていた。「どんどん進化するITの世界についていけないと(または知識がないと)、その会社の未来は暗い」と。社会全体がそういう流れになっているのは、確かかもしれない。
しかし、少数ではあるが、パソコンやスマートフォンなどとは無縁の店に人が集まってくる現象は、まだまだ残っていることを目の当たりにした。