同潤会アパートのような、高品質の集合住宅は、その後しばらく作られることはなく、長く日本における集合住宅デザインの頂点に君臨していた時期もあった。また、青山や代官山のアパートには、インテリ層の住人も多く、戦前、そして戦後にいたるまで、新しいライフスタイルを発信した。
同企画展のチラシ。古い写真からも現代
風のアパートだったことが伝わってくる
同館学芸員の松井圭太さんは「失われてしまった昭和の歴史的建築と、そこでの暮らしを、実物の資料や写真などから感じてもらえればと思います」と話している。
開館:午前11時〜午後5時(入場は午後4時半まで)、土曜は午前9時〜午後5時(同)。月曜休館(祝日の場合は翌平日)。入館料:一般100円(10人以上の団体80円)、小中学生50円(同40円)。
【レトロイズム編集部】