「妄想と願望」で架空の純喫茶 まさかの商品化⁉︎

 クリームソーダなどのカラフルな飲み物は今で言う「映(ば)えアイテム」であり、それを提供する喫茶店は映えスポットとしてSNS(ネット交流サービス)などで話題になることが多い「そんな世界観をサンキューマートとしていかに表現できるか、私どもが提供できる価値を考えた時に生まれたのが、今回の商品でした」巾着型の小物入れ。柄も色もバラエティーに富んでいる

 商品は、感心するほど凝っている。純喫茶の雰囲気を根底から作り上げていくために、架空の店「純喫茶」を創出した。つまり土台から作り上げていったのである。「ただ純喫茶風デザインの商品を作るだけでなく、「純喫茶」の世界観に浸っていただけるよう、架空の『純喫茶 アムール』を創造するところから始まりました」

       女性客に紛れて男性客の姿もちらほら。年齢層も幅広いのが特徴だ

 これらの商品が美しいのは、ロゴや看板デザインなども全て「妄想と願望」で作り上げているからに他ならない。『アムール』とはフランス語で『愛/愛情/恋愛』というような意味で、大人っぽくレトロな響きであることから採用しました」。しかも、当時いかにもありそうだった店名を採用したところにセンスを感じる。およそ今のカフェにはないネーミングだ。そこをベースにして昭和にタイムスリップしたようなデザインのアイテムをラインアップした。

クリアマルチケース。プリンの絵柄がかわいい。中高年には郷愁を誘う

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