時代を彩り誰からも愛された往年の演芸家にまつわる蔵出し資料の一つひとつが、「芸」の奥深さを物語っている。演芸ファンならずとも見逃せない資料の数々は、見ごたえ十分だ。また、会場内では、三代目三遊亭金馬「孝行糖」(昭和33年5月文化放送「金馬独演会」より=音声のみ)のほか、映像なども上映している。
国立劇場調査養成部調査資料課の片山春樹さんは「会場の制約からご寄贈いただいた資料全てを出品することはかないませんが、多くのお客様に展示をご覧いただくことで、少しでもご寄贈者の方々のご厚意にむくいることができれば」と大勢の来場を呼びかけている。
三遊亭金馬、初代林家三平など落語界の重鎮の資料も
午前10時から午後5時まで。休室日は4月23日、26~28日、30日、5月21日、25〜27日、31日、6月21、22、25、28、29日、7月1、22、23日(公演の都合により変更になる場合あり)。国立演芸場1階・演芸展示資料室。入場無料。問い合わせは国立劇場調査資料課03・3265・7061(平日午前10時〜午後5時)。
【レトロイズム編集部】