2022年01月一覧

昭和歌謡と懐かしグッズを肴に一杯飲る

「洒落(しゃれ)ている」という表現は奥が深い。格好がいいとか、垢抜けているとか、魅力的だという意味でも使われる。東京都渋谷区にある「代々木ミルクホール本店」は、まさに「洒落た」居酒屋と言えるだろう。いたる所に、昭和を匂わせるモノや仕掛けが施されていてゾクゾクするほど楽しい酒場なのだ。

心に染みる名フレーズ 駄菓子も扱う牛乳店⁉︎

「牛乳だよおっ母さん」 ユニークな宣伝に、ニヤリとさせられる。よどみなく話す店主の梅原ふみいさんが説明を始めた。「綾小路きみまろのCD聴いていたら、『糖尿だよおっ母さん』ってのがあって、そこから思いついたのよ」。(「東京だヨおっ母さん」の)パクリのそのまたパクリだ。しかし、面白いから全く問題ナシ。店内外には、このような彼女の手書きでつづられた口上が至る所に貼ってある。「お菓子はね 心をいやす 必需品」「心に音楽 心に駄菓子 足りてますか」。秀逸なのは、「人が笑うのは 生きるため」。心にじんわりと染み込んでいくフレーズだが、これは駄菓子屋「梅原牛乳店」の根本的なポリシーだ。

「あぶデカ」を歩く〜関内編〜

1987(昭和61)年、テレビドラマ「あぶない刑事」は始まった。派手なアクションとジョークを交えた粋なせりふで大人気を博し、続編「もっとあぶない刑事」やスペシャルドラマ、映画も7本製作された。物語の舞台であるハマでタカとユージの足跡をたどった。