「スフとすいとんの昭和」も開催中
「昭和のくらし博物館」では、同時に「スフとすいとんの昭和」も開催中。2021年3月28日まで。
戦時体制下で用いられた、綿とコメの代用品、スフとすいとんを通して、当時のくらしぶりを浮き彫りにする。両者は、生活物資の欠乏の象徴的なモノとして認知されていた。同展覧会は、戦争によってくらしがいかに破壊されてしまうのか、破壊されたくらしがどんなものだったのか、さらに戦争の恐ろしさや愚かさを、資料と当時の品物から知る展示になっている。
「スフとすいとんの昭和」展のチラシ
昭和のくらし博物館館長の小泉和子さんが戦争を体験したのは、小学校高学年だった。この展示を通して、「くらしを壊滅へと導く戦争という悲劇を伝えたい」という小泉さんの強い思いが、この企画を実現させたという。
【レトロイズム 編集部】